Contents 境内のご案内

山に囲まれた、
心落ち着く静かなお寺

岩瀬駅から歩いて1時間ほど。お車でお越しの方は「富谷ふれあい公園」から入る新道がおすすめです。仁王門から階段を登りきると、四方を山林に囲まれた本堂が見えてきます。春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉…と季節の移ろいも感じる空間です。ぜひ一度ご来山ください。
  • 本堂
    本堂
    茨城県の指定有形文化財である本堂。
    本堂の詳細
    • 概要
      元禄9(1696)年に建立されました。正面の厨子のなかに、本尊である十一面観世音菩薩様(秘仏)がおられ、西側には毘沙門天王様、東側には不動明王様がご本尊様をお守りしています。ご本尊様の前には、前立十一面観世音菩薩様や薬師瑠璃光如来様などが安置されています。
  • 三重塔
    三重塔
    国指定重要文化財である三重塔。鎌倉~室町期に建立されたといわれています。
    三重塔の詳細
    • 概要
      正面に釈迦牟尼如来様、西側には普賢菩薩様、東側には文殊菩薩様が安置されております。
    • 歴史
      明治39(1906)年指定の国宝、現在は国指定重要文化財で、関東以北では最古の三重塔といわれています。寛正6(1465)年「下妻城主多賀谷朝経」が大檀那となって「大工宗阿弥家吉」とその嫡子「左衛門太良」らによって再建されました。建立してから昭和の末までに3~4回修復工事がなされましたが、傷みがひどく平成の修復工事で全面解体。昭和63年より3年の歳月をかけ創建当時の姿に復元いたしました。この塔は全体の姿も美しいですが、柿葺屋根や禅宗様式の須弥壇逆蓮頭親柱高欄(しゅみだんぎゃくれんとうしんちゅうこうらん)、斗組(ますぐみ)、蟇股(かえるまた)の透彫などは他に類を見ないものです。なお、平成の修復工事で延元元(1336)年の墨書の木組が発見されましたので、寛正年間より以前に建立されていたことがわかりました。寺伝では、初期のものは天平時代という言い伝えがあります。また塔の下には、聖武天皇の第三準皇后の「天音姫」の遺骨が納められているといわれています。
  • 百観音堂
    百観音堂
    御札・添護摩木・御守などをお渡ししております。また、百観音堂前に書置きの御朱印がございます。
    詳細
    • 概要
      正面に百観音様、仁王門におられた釈迦涅槃像などが安置されております。
  • 仁王門
    仁王門
    茨城県の県指定有形文化財である仁王門。門をくぐり階段を登ると右手にはご神木、その先には本堂が見えます。
    詳細
    • 概要
      西側に吽(うん)形像、東側には阿形像の仁王様が安置されております。
    • 歴史
      享保17(1732)年に建立。平成23(2011)年から同25年にかけて全解体保存修理が行われています。修理するなかで享保14年、17年、18年の墨書が発見されたことから、建設には少なくとも4年の歳月を要したこと、棟梁は棟および発見墨書から笠間箱田村の「藤田孫平治」であることがわかりました。 
  • 鐘楼
    鐘楼
    茨城県の指定有形文化財である鐘楼。日々ご参拝者様が鐘をつかれています。大晦日の23時45分に祈願したのち、除夜の鐘が響き渡ります。
    詳細
    • 概要
      1716~36年、江戸時代中期「享保年間」に建立されました。
  • 客殿
    客殿
    皆様をお迎えする応接室や会議室として使用しております。